最近の日本のスーパーやコンビニではボデイソープが主流になって浴用の固形石鹸は2〜3種類しかなく一時帰国の時に驚きました。

こちら常夏の国タイのスーパーでは、マンゴスチン石鹸など植物由来の物やLUXなどの化粧石鹸薬用石鹸と様々なメーカーから選びきれない程の固形石鹸が販売されています。

タイでは古くから一日に何回もアップナーム(水浴び)をする習慣があり、エアコンの無い時代は暑さをしのぎ、さっぱりするため、現在は、体臭や汗臭などが気にするデオドラント志向のタイ人も増え、今の時代もアップナームは受け継がれています。そんな習慣からなのでしょうか、タイではボディソープより固形石鹸の方が種類が多くその中でも薬用石鹸は種類が豊富で、日本でいうミューズ的な石鹸は、デトール(DETTOL)プロテックス(PROTEX)アセプソ(ASEPSO)セーフガード(SAFEGUARD)の大手4社からいろいろな種類が販売されています。何年か前に私の友達が癜風(でんぷう)や水虫などの皮膚真菌症を患った時にタイ人の友達にアセプソを勧められて試したところ、少しずつ皮膚疾患が改善されました。アセプソの様に、高い殺菌力がある(トリクロサントリクロカルバンなどが含有されている)物もあり、毎日入浴で使う石鹸は成分表示を確認して使用用途に合わせて使わないといけないなと思い、色々な石鹸を試して出会った私が使っているおススメの薬用石鹸を紹介します。

1949年創業の老舗「マダムヘン」ブランドは昔からタイ人の間で愛用されている石鹸で天然ハーブを独自の配合でブレンドし、パームヤシから取れる油に含まれるパルミチン酸を洗浄成分として使用し全て自然のものだけで作られています。私の使用しているマダムヘンのオリジナルタイプ生姜、ウコン、赤松の実、メントールなどが配合されていて、ハーブを使った効能はニキビ、吹き出物、発疹、肌のかさつき、シミ、体臭の抑制です。

実際の使用感は、通常の固形石鹸よりも石鹸が柔らかく、水に溶けやすいです。また、手で泡立てるのではなく、ボデイタオルの方がきめ細やかな泡が作れます。香りはタイのマッサージ屋さんに入った時の様なタイのハーブの香りです。髪の毛や顔も洗えるようですが、私は身体用にしています。洗い心地はボデイソープ使用後の様なヌルヌル感も無くさっぱり爽快感です。その上保湿効果もありボデイローションは必要無くベタベタせずちょうど良い感じです。また、なかなか治らなかった首の裏や、肘の内側にできていた汗疹のような発疹にも効果があり、この先もしばらく継続して使ってみようと思います。

他にもマダムヘンからニキビ用のACNE CLEAR SOAPや、更に高い保湿力があるケアスパシリーズのWood,Rose,Mintなどいろいろ販売されているので、興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ皆様も自分の肌に合った商品を選んで使ってみてください。

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